父にもあなたにも、本は1ページ目から読むという
ちょっとやそっとじゃぬきがたい習慣があります。
父も普段、本は1ページ目からよんでますよ(笑)
でもこれが、テキストや問題集となるとどうなりますか。
表紙のキャッチコピーを読んで、帯を読んで、まえがき読んで、
本書の使い方とか読んで…やっと1問目。
たいていのテキストや過去問には
最初の100ページくらいは民法がずら~と並んでいます。
民法って、宅建を初めて勉強する人にとって、
もっとも難解な分野です。
初めて勉強する人だけじゃなく、
宅建全体を通してみても最も奥の深い分野ですね。
いうなれば、スーパーマリオのボスキャラ・クッパが、
1-1のクリボー的に続出するんです。
父もかつて通勤電車で、
一問目「善意の第三者がむにゃむにゃ」と出てきた時点で、
強烈な眠気が襲ってきたのを鮮明に覚えています。
そこで、たいていの人は、一度本を閉じてしまいます。よね?
民法の次の分野の問題に突入できるのは、だいぶ先。
ゆけどもゆけども民法ですからね。
しばらくして、また本を開く気になったら、
またまえがき読んで、本書の使い方読んで…、って(笑)
身に覚えありませんか?
日本史で一番読みこんだのは石器時代、みたいな。
近現代史よりも、石器時代のページを読んだ回数のほうが多いと思います。
それは何故か?
近現代史よりも石器時代に興味があったから
なわけないですよ。
石器時代が教科書の最初に載ってただけです。
父には鮮やかにイメージできます。
大多数の人が
「宅建勉強するぞ!」と意気込みながら、
いきなりクッパである民法にやられて意気消沈しているのを。
解決策はただ1つ、民法以外のところから取り組みましょうよ(笑)
1ページ目から取り組まなければいけない、という固定観念を捨てましょう。
いや、私はチャレンジャーなんですという方は
どうぞ民法を制圧して下さい。
というか、当ブログがお役に立てることはなさそうですけど。
1ページ目からやらない。
好きなところからやる、という自由を、是非活用してください。
ちなみに父は
表紙カバーやまえがきや本書の使い方のページは破って捨てます!
点数に繋がらない文章を何度も読む時間が
心底もったいないと思いますから。
それを見た妻は、
「私、本を破ったことないわ~」と呟いたけれど。
あなたには是非、本を破ることもオススメします!
目的は最短で試験に合格することであって
問題集やテキストをきれいに使うことでは断じてありません。
ではまた。