父から娘に伝えること

子育て

「パパとタオルどっちが好き?」

「タオル」

「ママとタオルどっちが好き?」

「ママ」

「タオルとパパどっちが好き?」

「タオル」

なにをどうしても、尋ねる順番を変更してみても

父よりもタオルのほうが好き、という娘の信念は揺らぎません。

 

はたしてこの子は大人になったらどう育つだろうか

子を持つ親ならば誰もが一度ならず考えることです。

 

このブログは、子どもがいつか大きくなったときに読んでくれたら

という動機で続けています。

タオルにも劣るわたしではありますが

息子ではなくあえて娘にだけ伝えることがあるとしたら

なんだろう?

そんなことをふと考えました。

 

父からの手紙本を読んでみる

息子に対しての手紙という体裁で書かれた書籍では

1987年に日本で刊行された

キングスレイ・ウォード『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』新潮社

という本が世界でミリオンセラーになるほど有名です。

 

同じ著者で『ビジネスマンの父より娘への25通の手紙』新潮社

という本もあり、わたしの父の書棚にあったものを20年前に借りパクし

20年ぶりに再読してみました。

一部抜粋します。本の後半は仕事論でさほど面白くありません。

 

《子育てとキャリアを調和させることも、男女ともに、

職業の選択に先だって熟慮すべき一面である。》

 

今では当たり前のことかもしれませんが、約30年前の本ということを考えると

先進的ではあります。

 

《君は志望した大学に入学できなかったが、ここで迂回することによって、

思いもかけない好ましい結果を招くかもしれない。

それはあらゆる挫折について言えることである。》

 

おっしゃる通りかと思います。

 

《人に尊敬されるということは、君の道徳的な価値理念を高く評価されるということである。

言うまでもなく、泥棒、売春婦、アルコール中毒患者、麻薬常習者、

何であれ、お金欲しさに、あるいは面白いからといって、自分自身や他人を虐待する、

あるいは破滅させる人を尊敬することは難しい。》

 

売春婦が泥棒と並べられることに違和感があるのはわたしだけでしょうか。

著者にとって売春婦は「自分自身を虐待している」と見えるのでしょう。

人から尊敬されることに重きを置く人生はしんどいと思います。

俳優さんの自殺を引き合いに出すまでもなく

「自尊心」を持てないのであれば、人から尊敬されても虚しいものでしょう。

 

《君の恋人は通常、人に対して寛大だろうか。それとも、時間や気配りを惜しむだろうか。

あるいは、金銭的に狭量だろうか。世間一般に対して、善意をもっているだろうか。

それとも、何か暗い思いを抱いているだろうか。

不正直な面はないだろうか。他人を利用しないだろうか。》

 

娘の伴侶に高い徳を求めるのはどの父も同じですね、自分のことは棚に上げて。

 

父から娘へ

しばらく考えてみて

娘へ伝えておきたいことはそう多くないことに気がつきました。

ひとつは

「生きていて欲しい。自殺しないで」

理由はありません。

 

もうひとつは結局

「夫(パートナー)に依存しなくても生活できる経済的独立をすること」

です。

 

これまで生きてきたなかで

「よき夫・よき家庭人」であると思えた男の人の存在はまれです。

少なくともわたしはギリ失格かな。

 

今までもこれからも

女性が男性の稼ぎに頼って生きるという側面が消えることはないでしょう。

しかし、女性の経済的自立のハードルが下がっている、下がっていくのも事実です。

であれば、男に頼らずに生活費を稼げるようにすべきです。

 

燃えるような運命の恋の末に結婚をしたとして(それはとても多幸感のある人生の喜びに違いない)

結婚生活が二人の死を分かつまで順風満帆であることは別の話。

夫婦生活のいさかいの多くが、お金の不足に起因するのです。

お互いに稼ぐ力がないのに結婚しようとするのは

お金のために結婚するのと同じくらい、お互いの人生を大切にできていない。

 

兄を見てすでに気付いているかもしれないが

男は馬鹿です。それもかなりの。

支配欲が強く、幼稚で、単純。刑法犯のほとんどが男というのもうなずけます。

 

賢明な女性は

そんな男をコントロールするか適切な距離を取り続けるべき

決して、結婚により夫から所有物のような扱いをされてはいけないし

夫からのあらゆる暴力を許したり、我慢をする必要はない。

(同様に夫も他人であり、誰かに愛されて育てられた子どもなのだから

傷つけてはいけない。)

 

自分でお金を稼ぐことは

自分の人生におこる出来事の多くを他人のせいにしなくて済む

ことにつながると思います。

 

ではまた。

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