宅建業法には宅建試験の判定基準として
「宅地建物取引業に関する実用的な知識を有するかどうか」と書かれています。
にも関わらず、試験では絶対120%問われないけれど
実務では超頻出の知識があります。
それは…
ツボです。
「坪」。
いっぺんでいいから
【問1】一坪とはおよそ何㎡か、正しいものを答えなさい。
1 3.30577㎡
2 3.30578㎡
3 3.30579㎡
4 3.30580㎡
とか出して欲しいものです。
とりあえず正解は2の約3.30578㎡です。
およそだったら全部正解ですか(笑)
実は、私は、坪といわれてもピンときません。
でもある年齢以上の方は「㎡」よりも「坪」のほうが
イメージしやすいみたいなんですね。
だから私は目上の方には坪単価でお話することが多いです。
そりゃ私だって、幼い頃に1坪とは2畳のことだくらいは親から教わりました。
でも関東と関西でタタミ1畳の大きさが異なると知った日には、
坪の概念も崩壊せざるをえません。
ゆとり世代の私(真っ赤なウソ)には、
㎡のほうが分かりやすい。
いまや公的機関も坪で面積表記はしません。
古い登記簿も以前は坪表示でしたが、
いまや新しく更新され、㎡に換算されています。
なのに実務ではツボ・坪のオンパレード・・・
試しにヤフー不動産で「仲介土地」で検索してみてください。
坪単価が表示されていますから。
㎡単価は表示されないのに。
私の嫌いな質問のひとつが「それ、何坪?」です。
暗算できねーよ(笑)
一般の方は1坪3.3㎡くらいの認識でいいと思います。
業界人でも3.3㎡で計算している人もいるくらいですし。
でも、ちょっと意識の高い人は、3.3057㎡くらいで計算していると思います。
もうちょっと意識の高い人は3.30578㎡くらいですかね。
それ以上細かいのは、ほとんど意味ありませんし
ほとんど聞きません。
まあ専門家として3.3㎡はないよなとは思いますけど。
う~む、やはり、どちらかに統一したほうがいいですよ。
尺貫法で家を建ててる大工さんを尊敬している私は
坪で統一してもらって一向に構いません。
とにかくメンドーだから、「坪」か「㎡」のどちらかにしてもらいたいものです。
これはただのジェネレーションギャップなのかな…。
いろんな単位を抱えているこの日本文化の誇るべき豊かさなのかな。
とまあいくら私がここで愚痴っても、坪はなくなりません。
以前書いた「一種単価」というマンションなどの土地を仕入れる際の重要な指標は
坪単価をベースにしているからです。
とりあえず今回は3.30578だけ覚えて下さいね。
ではまた。