FXの話をする前に
投資(投機)とギャンブルについて少し説明をしましょう。
どちらも自分のお金と時間を投入して、
何かしらのリターンを期待する行為です。
お金を払って時間をかけて勉強するという行為も、
自分の成長というリターンを期待するという意味で「自己投資」とも呼ばれます。
現代の社会では株式というものにお金を投じることで、
企業の成長をうながし、配当を得るという経済活動が一般的です。
投資とギャンブルに根本的な差があるか、と聞かれたら、
私にはよくわかりません。
どちらもお金を増やそうとする行為だからね。
あなたにとって重要なのは、投資とギャンブルを定義づけることではなく
一生という貴重で有限な時間とお金を投じるわけですから
投資であれ、ギャンブルであれ
「損をして終わる」ことは断じて避けなければいけません。
「損をしない」ことではありません。
「損をしたまま終わる」ことを避けるよう努力をしなければいけないのです。
ただ、いつ大地震がおきたり、交通事故にあったり、戦争がおきたりするのか分からない、
不確実性の中に我々は生きています。
あなたも今後生きていく中で、
「リスクなく確実に儲かる」
という話を誰かから持ち掛けられることがあると思いますが、
無視をしてください。約束です。
確実に儲かるのであれば、その人が勝手に儲ければいいのです。
儲けている人は他人に儲け話など持ち掛けないもの。
なぜ持ち掛けるのかといえば、
あなたからお金を奪って儲けようとしているからに決まっています。
決まっていないのならば、今、私がそう決めました。
不確実な世界で、
どんな職業や手段であれ、お金を手に入れるためには、
投じたお金、時間という
リスクに対するリターンの割合(期待値やリスクリワードと言ったりする)
を考えなければいけません。
時給が300円ならあまり働く気がおきないものでしょう?
例えば、日本人の好きな宝くじは、
地方自治体が自動的に約40%も売上を取っていって
残りの60%を皆に配分しています。
つまり、100円分買っても、買った瞬間に60円の価値に目減りしているのと同じこと。
競馬、競艇、競輪といった公営ギャンブルも20%くらいは
胴元(賭場の主催者)の手数料(テラ銭)として差っ引かれているはずです。
昔から、ギャンブルで儲けるのは胴元だけと言われますが、
胴元は手数料が確実にプラスになるので、
確実な儲け話は「胴元になること」なら、あるのかもしれない。
胴元とプレーヤー
どちらが経済活動的にスマートでしょうか?
どちらが投資でどちらがギャンブルなのでしょうか?
ではまた。
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