日本時間の月曜日の早朝
FXでは「窓があく」という現象がしばしば起こります。
土日を除く24時間動くFXの相場では
「値段が飛ぶ」ということは滅多にないことですが
土日を挟むことで、日本時間の土曜の早朝の終値と、次の月曜日の始値が
大きく乖離する状態を指します。
先週最後の「需要と供給の一致」が
今週初めには一致しなかったということですね。
父は、最初これを見たとき「なんじゃこりゃあ」と思いました。
なぜなら、超含み損が増えていたからです。
「おはぎゃー」ってやつですね。
父はこれを見てから
「ポジションは週をまたいで持ち越すべきではないな」と思いました。
「週をまたがない」
ことから、デイトレード、一週間程度のスイングトレード推奨が導かれます。
また、この窓があく現象には続きがあり
「しばらくするとあいた窓は埋まりやすい」という傾向があります。
上の画像でも、埋まっているのが確認できますね。
そこに着目して
「月曜の朝にポジションを持って、窓が埋まったら決済する」
というトレードスタイルを実践する人もかなりいるようです。
ただ、父はできません。
月曜の朝は君たちの支度の準備で忙しいからね。
また、君たちにもそういう安易なトレードは勧めません。
月曜の早朝に起きてFXのチャート画面を眺めるガッツがあるのなら
別のことに注力したほうが、君たちの人生にとって有益です。
よくFXの本では
「値頃感での売買はダメ」と書いてあり、激しく同意します。
にもかかわらず
「窓を埋める動きを狙ってトレードするのもいいでしょう」
なんて書いてあったりするものだから混乱します。
「窓があいたから(いつか埋まるだろうと思って)買いだ!!!!」
というスタンスは値頃感(なんか安い気がする)の売買と1ミリも変わるところはありません。
なんか、やるべきことよりも
やらなくていいことばかり書いている気がして誠に恐縮ですが
やるべきことばかりを探していると
「FXで稼ぐ200のワザ」みたいな本を実践しなければならなくなります。
冷静に「多すぎだよね」と考えましょう。
200も300も留意しながらトレードができる能力があるなら
FXトレード以外の何をしても稼げます。
ともあれ、窓があくとか埋まるとかよりも
FXは売り玉と買い玉の需要と供給の一致で価格が一つに決まる
という当たり前の現象を、もう一度認識しておいてくださいね。
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