天才はいるよね。
テレビのクイズ番組で
東京大学や京都大学の出身の人たちが
超難問・奇問に平然と答えているのをみると
「どうしたらそんなことを???」と
考えさせられますよね。
「サニブラウン選手が富士山と同じ高さになって地球1周するのにかかる時間は?」
「33分14秒」とか。
これは明らかに「頭の出来が私とは違う」だけのことで
努力では埋められないものがある。
父は恥ずかしながら過去に勉強法の本を200冊は読んでいる。
勉強法の本だから
著者はだいたい、医者、先生、有名大学出身者、難関資格合格者あたりが書いています。
何十年前の本も、いま店頭で売っている本も内容はどれも同じと断言します。
・睡眠時間を削らないこと。
・習慣化すること。
・暗記ものは寝る前にやること。
・糖分は十分にとること。
・繰り返すこと。
を手を変え品を変え、味付けを変えて説明しているだけです。
自身の経歴や、失敗談を脇にそえて。
我々は、知能の高い人にコンプレックスがありますから(笑)
次々にでてくる「天才の勉強法」の出版は止まりません。
でも、言っていることは、上のことだけですよ。
本当です。
だから、もう出版するのやめればいいのに。
そして、勉強法の本に、絶対に書かれないことは
「私は他の凡人と違って天才なんですよね」という告白です。
天才は天才を自称することができないというのが今の日本。
「一目で写真のように切り取って頭に保存できるんです」
とか
「20時間は寝なくても全然大丈夫です」
とか
我々凡人が逆立ちしてもマネできない特殊技能は披露されず
「あなたにもできる!」と締めくくられます。
嘘ですよ。
『ぼくには数字が風景に見える』という本は
サヴァン症候群の人の書いた珍しいもので
自分だけの言語を構築したり、カレンダー計算を瞬時にしたり、円周率を暗唱したり。
無理でしょう?
でも天才じゃないのはもう、しょうがないので地道にやっていきましょう。
円周率を1,000桁暗唱するよりは
投資の勉強をすることのほうが、ずっと、ずっと簡単なはずです。
凡人には、凡人なりの、戦い方、取り組み方があるのです。
ではまた。
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