FXトレードをしていると
「ポジポジ病」という難病の罹患率が高い。
かくいう私も、ポジポジ病です。
ポジポジ病は
ついついポジション(建玉)を持ってしまうことを言います。
チャートを眺めていると、
なんだかここら辺が底値(高値)圏であるような気がしてきて
「いっちょ ここで 逆張りだぁ」とか思ってエントリー
結果は予想通りうまくいくこともありますが
大抵は、予想の逆に価格が推移してしまうというあるあるです。
ポジポジ病の原因はハッキリしています。
面白いから。
自動売買についた記事で
自動売買のデメリットとして
「面白くはない」と書きました。
裁量トレードは、面白いんですよ。
ポチっとボタンを押すだけで
これから儲けが出せるかもしれない
と思うと、ボタンを押さずにはいられません。
脳内麻薬が分泌されているはずで
中毒性が強い。
もう、これは一度出会ってしまったので
抜け出せないと思って観念したほうがいいです。
ギャンブルや賭け事が、昔から世界中で行われていることを考えると
それだけ人間にとっては魅力があるということですし
自分だけは例外的な人間であるなどと考えられ理由を
あなたは見つけられるでしょうか?
私には見つけられません。
落語の立川(たてかわ)流は、落語を
「人間の業(ごう)の肯定」と表現している。
我々も、己の業を肯定することからはじめてみないか。なんのことだか。
多くのFXトレーダーは口をそろえて
「ポジポジ病の対策は、マイルールの策定とルールの徹底」
しか言いません。
正しいけど、あまり面白くはないなあという感じ。
私がおすすめするのは
「ポジポジ病は治らないので、1日2回 12時間以内に必ず決済
などのマイルールを決めたうえで、小さいロットでポジる」
というものです。
完全に自動売買一本化
とか
ポジポジ完全禁止
とかにしてしまうと
精神的なストレスがたまると思います。
少しだけ、自分に認めてあげる。
でも、身を滅ぼすほど病を進行させてはいけないので
買っても微益、負けても微損
になるように調整はすること。
実は、このやり方にはもうひとつのメリットがあって
直感的なポジポジを複数回続けていくと
勝率がすごく低い
ことに嫌でも気づいてきます。
上がるか下がるかの2択のはずなのに
全然利益が取れない。。。
つまり、利益の取れるポイントというのは
1日に何十回もあるわけではないらしいぞ??
という考え方に必然的にたどり着き
負けることが多いポジポジを、やりたいという欲が減退してくる。
そうなってくると
相場で大切な「待つ」ということが
ストレスなくできるようになるんですね。
ではまた。
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