レバレッジは「てこ」のことで
少ない元手資金をもとに、元手資金以上の取引をしたりすることができます。
FXに限らず、不動産売買でも使われる合法的なテクニックのひとつです。
FX界隈(雑誌やTwitterなど)では
「高レバレッジは危険」と言う人もかなりいます。
これは一部は正しくて、一部は間違えてると思います。
では逆に「低レバレッジは安全」と言えるのでしょうか?
ここではXMという海外のFX業者の888倍というレバレッジと
現在の国内FX業者での上限レバレッジ25倍とを
①10万円を元手
②ドル/円レート110円をスタートに
③1,000通貨(110,000円)=0.01ロット
を買ったケースで考えてみます。
ドル/円が1円(100pipsともいう)変動すると1,000円損益が発生します。
では下記の表を見てください
ひとつの目安として
証拠金維持率というものが100%を切るようだとロスカットまでが近い
と考えてもらって構いません。
青いところを見てください。
レバレッジが888倍だと
証拠金維持率が100%になるのは
110円のドル/円レートが10円24銭の時
レバレッジが25倍だと
証拠金維持率が100%になるのは
110円のドル/円レートが18円20銭の時
どちらが、長い間相場にいられるかといったら
一目瞭然で、888倍で取引している時でしょう。
現実には、110円のレートが10円になったり、18円になったりはしません。
(その前に、日本銀行が必ず為替介入します)
でも、なぜ「高レバレッジは危険」という人がいるのでしょうか?
ひとつは
「同じロット(数量)で取引するなら高レバレッジは低レバレッジよりも
資金効率はいいが、高レバレッジを使う人は、ロットを上げがちで
結果、早く資金を失う」
という意味で「危険」という
少し言葉足らずな人。
もうひとつは
海外FX業者へお金が流入していくことで
利益を失うことを恐れる人々。
つまり、競合である国内FX業者または
国内FX業者をスポンサーとしている人が考えられるでしょう。
まあ、そんなことは、我々にとっては実はどうでもよいです。
計算をしてみれば、誰にでも理解ができること。
レバレッジは、888倍だろうと、25倍だろうと
飛び道具であり、
使い方を間違える(ロットを上げすぎる)と危険なことに変わりはありません。
銃も自動車も薬も、用法、容量を守った上で適切な使用を心がけるだけのこと
ですよ。
ではまた。
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