建物の床面積の計測方法には
大別して2種類あるのをご存知ですか?
壁芯(へきしん・かべしん)面積と
内法(うちのり)面積です。
私は「へきしん」「うちのり」発音派です。
読んで字の如く
壁芯は、壁の「中心線」を基準に
内法は、壁の「内側」を基準に
面積を算定しているものです。
一般的な感覚からすれば
内法が普通の床面積ですよね。
本当に床のある面積ですから。
話は変わりますが
私は幼少時
プラットホームで
「白線の内側にお並びください」
というアナウンスを聞くたび混乱しました。
駅というのは電車が通る施設であり
電車の通る線路こそ中心
よって
僕のいるホームは「外側だ」と思っていたからです(笑)
いまだに
もっと分かりやすいアナウンス方法ないもんかね?と思っています。
さて
問題は壁芯です。
マンションの話だと思ってください。
あなたが目にする広告のマンションの
専有面積ってやつは、壁芯で表示されています。
壁芯、分かりますよね?
壁って、厚みがあります。
その厚みの真ん中を基準とするので
通常、足で踏むことのできない部分まで
床面積に算入されて表示されているのですね(笑)
ですから
壁芯は内法に比べて面積が広く表示されます。
だいたい5%くらい広いですね。
そういうことを知らない人は
分譲のパンフレットで55平米と書いてあったのに
登記簿に「床面積 53平米」
と記載されていているのを見て
ビックリするようです。騙された!って。
ご安心ください。
他の部屋も同じように狭い面積で登記されています。
ともあれ
今回はこれだけ知ってください。
「マンションの登記面積は内法(狭い)
それ以外のマンション・戸建の面積は壁芯(広い)」とね。
ではまた。