前回、本当の実力問題(?)に少し触れました。
あまり難しく考える必要はありません。
しょせん、試験です。
評価対象は君たちのマークしたマークシート1枚。
君たちが目指すべきは、
一問でも多くの正答箇所に黒丸を塗りつけることだけです。
つまり、試験において唯一必要な力は「解答力」しかないのです。
さらに言えば、試験日の試験時間内に。
正答する力を発揮する時間が、
試験時間外でも試験日前でも試験日後でも意味はないのです。
当たり前ですか。
父は試験の前は、たいてい徹夜してしまいます。
寝不足ではよくないと分かっているのですが。
興奮して眠れないのもありますが、試験前の1秒を惜しむからです。
試験2年前から知っている知識も、試験前20秒で仕込んだ知識も、
マークシート上にその成果を残せれば、採点者からすればまったく同じです。
自慢できないテクニックの一つとしては、
試験開始直前に税率とか手数料とかの式だけを頭に入れちゃうんです。
で、試験がはじまったら、ささっと式をメモする。
イメージとしては、天丼マンの頭がメガ盛りで、
試験開始と同時にメガ盛り部分を問題用紙にこぼすって感じ。
例えが下手すぎですね。
繰り返しになりますが、
君たちが合格する唯一の方法は、
試験当日の120分のあいだ「だけ」、
他の受験生よりも高得点を叩きだすことだけなのです。
君たちが試験2分前に初めて知ったことが
ドンピシャでテストに出るかもしれません。
1年前から知っている必要などない事項もあるのです。
合格に必要なのは、平等に与えられた試験時間中にどれだけ正答できたか。
それだけなのです。
1年前に知っていたけど、試験時間に忘れていたら
本当に意味ないんです。それはトコトン、ダメです。
君たちがどのような順序で学習を進めてきたかなんて、一切関係ありません。
年齢も性別も、実務の能力なんてものも関係ないんです。
マークシート上の黒い点だけが判断基準。
それだけです。
ではまた。