FX 投資全般

ゼロサムゲームと損切り ハイエナについて

FXはよく「ゼロサムゲームだ」と言われます。

zero sum(合計ゼロ)とは

誰かの勝ちの合計と、誰かの負けの合計が一緒

誰かの勝ちの裏には誰かの負けがある

みたいな意味です。

 

株や不動産は、価格の継続的上昇というのが見られ

「みんなが勝者」ということがあり得るのと違い

「FXはゼロサムゲームだからシビア」という表現がされます。

 

おそらく、厳密にはFXはゼロサムゲームではありません。

1割くらいは実需の売り切り、買い切り玉という一方通行の両替行為があるからね。

 

ただ、残り9割は投機的と言われているので

大体はゼロサムゲームと表現しても合ってはいるのでしょう。

 

そんなことよりも(じゃあ書くなよ)

このゲームの本質は

個人投資家を損切りさせること

に尽きます。

 

もちろん、損切りをさせているのは

大口さん、マーケットメーカーです。

 

価格自体をマーケットメーカーしか動かせないのは何度も書いていますが

そこにスパイスとして価格の動きに「勢い」をつけるのは

個人投資家の損切りにほかなりません。

 

マーケットメーカーは、料理を準備しながら

「さあて、最後はどの損切りスパイスをかけようかにゃあ」と考えています。

 

逆にいうと

「個人投資家の損切りを巻き込まないと儲からない(料理が完成しない)」

とさえ言えるでしょう。

 

個人投資家にできることは「逃げるしかない」

もう、マーケットメーカーは魚群探知機を持っていて

捕まえる気まんまんで追いかけてくるから。

 

だから「損切りを置かない」というのは、逃げの戦略として正しい場合がある。

置くにしても、みんなが置くところには置かないという思考が必要です。

 

それでも多くの個人投資家は、教科書を読んでは

「損切りの重要性」を説かれ、損切りを分かりやすいところに置きます。

狩られてください。

 

我々は、資金量が少ないのだから「狩る側」にはなれないけれど

「狩られる側」にはなってはいけないし

「狩る側」の後についていくしかありません。

ハイエナ、ハゲタカと一緒です。

 

「ハイエナになろう!」って全然響きもよくないし、誰も言わなけど

個人投資家の成長の本質は、ハイエナ戦略の構築で間違いない。

 

次回、オアンダの見方をお届けします。

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