以前ダウ理論の中で、高値と安値の切り上げ、切り下げについて書きました。
高値、安値についてトレーダー目線で
少し掘り下げてみましょう。
まず
①の時点で、ロングまたはショートでポジションを持ちました。
レートは上昇
ロングはウハウハ。ショートはキビチー状況です。
②でロングは利益を確定しました。
レートは下落してきて、ショートの含み損も減ってきました。
ここから価格が上にいくのか、下にいくのかは分かりません。
さて
上昇していき、直近の高値を更新すると何が起きるかというと
「ダウ理論」的に高値・安値を切り上げたので、「上昇トレンドか?」と
みんなが思うので、一層含み損が膨らんだショート勢が損切りの買い戻しをします。
また、順張りのロング勢も追加で買っていくので
買いの圧力が高まり、価格は上昇をしていきます③
逆に下降していった場合④は、ロングの損切り、ショートの加勢により
価格は下降していきます。
どちらにせよ、価格が一方向にいきすぎると
必ず利確、損切りする人がいるため
価格が戻ってきて、の繰り返しをします。
これも当たり前のことですがこの流れを決して忘れてはいけません。
この流れを生み出す根拠となるのが
直近の高値 直近の安値
であることに再注目してくださいね。
ダウ理論はみんな知っていて
知っているから直近の高値と安値に注目をしていて
直近の高値、安値に対して、価格がどうなのか
ということが参加者の意思決定に重大な影響を与えています。
そして、我々にとって最も重要なのは
チャート上に安値・高値の水平ラインを引いておくこと
です。
フィボナッチ リトレースメントも水平ラインだから重要と書きました。
今度まとめて水平ラインについて書きますが
フィボナッチ リトレースメント以上に
安値・高値を基準にした水平ラインは重要です。
なぜなら
高値とは、それより上の値段では売買が成立しなかった値段
安値とは、それより下の値段では売買が成立しなかった値段
で、必ずその後の値動きのいかんに関わらず
利益が膨らんでいる者と、損失が膨らんでいる者とが同時発生する分岐点のため
再び、レートが高値、安値に近づくと売りと買いの思惑が必然的に交錯するからです。
フィボナッチのラインは
将来の反発ラインを予想するのが目的で
まだ利害関係者が発生していないので
必ずしもフィボナッチのライン上で思惑が交錯するかは不明であること
との違いをしっかりと区別しておいてくださいね。
けっこう、大事なことを分かりやすく書いたつもりです。自己満足。
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