FX 手法 フィボナッチ リトレースメント

FX フィボナッチ リトレースメント①

以前、君たちとイタリアのピサに行ったのを覚えているかな?

あの斜塔で有名なピサで生まれたレオナルド=フィボナッチという数学者が

「フィボナッチ数列」というものを考えたらしい。

 

このブログは別に用語集でもないので割愛するけど

フィボナッチ数列は「黄金比」と呼ばれる

生物界にとって、なんだか心地のいい比率とも関係が深い。

ひまわりの種の数とか。

 

その他、黄金比が取り入れられている代表例として

クレジットカード類の縦横比

パルテノン神殿

アップル社のリンゴのロゴとか。

 

で、そのフィボナッチ数列をチャートに応用したもののひとつが

フィボナッチ リトレースメントというものです。

 

まずは画像を見てください。

こちらは、チャート上の高値を100として、安値を0として線を引いています。

間に

61.8

50.0

38.2

23.6

という数字の横線があるのを確認してください。

 

次の画像は、上の逆で

安値を100、高値を0として線を引いています。

 

あまり上手に引けてなくて恐縮ですが

なんとなく、どちらも黄色い線の近くで価格が止まって反転

しているように見えませんか?

 

フィボナッチ リトレースメントを使用する目的は、

高値または安値を基準として、一方向へのトレンドが形成されそうな時に

どのあたりで反発するだろうかという予測をすることにあります。

 

父は、このフィボナッチ リトレースメントという線を表示させています。

 

理由は

1 フィボナッチ数列が人間にとって否応なく心地いいという事実

2 日本人には馴染みが薄いが、欧米人にとっては馴染み深いものである

つまり、欧米系マーケット・メーカーも意識しているはず

3 トレンドラインは人によってラインの引き方が異なるが

水平ラインであるフィボナッチ リトレースメントのラインは一致しやすい。

 

特に3について詳述すると

厳密にいえば、フィボナッチのラインも、適宜引き直さなければいけないし

人によってラインの価格も異なります。

ただ、

斜めの線であるトレンドラインに比べて、水平ラインの方が天底として意識されやすい

つまり

買い、または売りのエントリーが集中しやすい

ゆえに、反発・上昇の起点になりやすい

ということは覚えておいてください。

 

もちろん、トレンドライン同様、フィボナッチのラインも

絶対ではなく、たびたびブレイクされます。

それでも引かないよりは、引いたほうがいい。

なぜなら

2 日本人には馴染みが薄いが、欧米人にとっては馴染み深いものである

(また、父は理解しきれていませんが、結構有名なエリオット波動理論

というものにもフィボナッチ数列が組み込まれているようです)

つまり、欧米系マーケット・メーカーも意識しているはず

だから。

 

 

 

フィボナッチ リトレースメントは、

パソコンでも携帯でもたいていのチャートソフトで簡単に引けるようになっています。

いい時代ですね。

 

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