FXの取引スタイルには大きくわけて
・裁量
・自動売買
の2つの取り組み方があります。
裁量というのは
自分の判断でエントリーと決済を行うこと。
自動売買というのは
読んで字のごとく
コンピューターに任せて、自動でエントリーと決済を行うこと。
自動売買のソフトは
無料から有料まで無数に存在しています。
自動売買のメリット
①24時間稼働することができる。
FX相場は月曜の朝から土曜日の朝くらいまで、ほぼ24時間動いています。
特に、日本時間の夕方から未明にかけては
ロンドンやニューヨークといった海外市場がオープンし、値動きが活発になります。
でも、通常、我々は寝ています。
徹夜をしてトレードをしている人たちも多いが、私にはできません。
それでもトレードチャンスを逃したくないと考えるのであれば
眠らないコンピューターソフトの出番です。
②自分の判断を排除できる。
人間なので、裁量トレードをしようとすると
目の前のチャートの動きにつられて
早まってエントリーしたり、早まって利益確定をしたり
損失確定のタイミングを逃したりすることが多々あります。
しかし、自動売買であれば
あらかじめ組み込まれたロジックに従い、淡々と処理していくので
ロジックさえ相場環境に適していれば、主観を排除したトレードができます。
自動売買のデメリット
①自動売買ソフトを適宜使い分ける必要がある。
あらゆる相場環境に適応しながら利益を重ねていく
いわゆる「聖杯」
というような自動売買ソフトを探すことは難しいでしょう。
トレンド相場、レンジ相場、通貨ペアのボラティリティ等を
見極めながらソフトを使い分ける必要があります。
②相場に対する感覚、自己責任能力が成長しない。
自分で自動売買ソフトを作成したのでない限り
誰かの作成したソフトを利用することになります。
(いつか作成できるようになってほしい)
そのソフトの動くロジック(理屈)を完全に理解するのは難しいし
利益または損失が出ても、その理由がわからないことが多いです。
なんとなく、「儲かった」「損した」
で、損をした場合に次の新しい自動売買ソフトを探したりすることになってしまいます。
③面白くは、ない。
コンピューターが自動で売買しているので
仮に利益が出ていても、そんなに面白くはありません。
反対に損失が出ていたら、極めて不愉快。
私もハマっている、「にゃんこ大戦争」というゲームにも
自動バトルの設定がありますが、自動でバトルしても勝利の楽しみは半減です。
サンタ郎は自動売買 肯定派
ここまで、メリットを2つ、デメリットを3つもあげておきながら
私は自動売買の肯定派であることを正直に申告します。
それはメリット②の
自分の判断を排除できる。
という理由が最大です。
このブログのなかで何度も
「人間は判断を間違えるから仕組みが大切」
という趣旨のことを言葉を変えて伝えてきたつもりです。
FXの自動売買を導入することは
ひとつの仕組みの構築と同じ意味をもちます。
また、私には子どもとの残り少ない、家族の時間がありますし
あなたも将来的にはFXトレードよりも大切にしなければならない
時間の使い方というのがでてくるでしょう。
24時間、徹夜をしてまでFXのチャートとにらめっこする必要はありません。
自分でできないことは、尊敬の念を抱きつつ、できる人や仕組みに任せる
というのも人生における大事な処方箋のひとつですよ。
ではまた。
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