不動産で思うこと

real estate 不動産

父は不動産の仲介をしていたことがあります。

今も不動産に携わっているけれど

あまり好きな業界ではありません。

 

君たちに伝えたいこともあまりないのが本当のところですが

仕事をしているのに伝えたいこともないというのが

少し恥ずかしくもある。

 

不動産の、特に仲介業は将来的に消滅すると思うし

消滅したほうがいい。

けれど、消滅するのはまだ時間がかかるでしょう。

 

君たちが大人になってもまだあるとは思う。

なぜなら、不動産業界にいる人数は多く、業界人同士の横の連帯があるから。

 

つまり、良質な物件情報は業界内でやり取りがされ

一般市場にはまず出てこない

または

出てきたときには、不動産業者の利益が乗っている

という状況です。

 

どこかの寿司屋で握られた寿司を買ってきて

利益を乗せて転売する

みたいな不思議な商行為がフツーに行われている。

 

常にエンドユーザーは情報弱者として扱われ

そこに某静岡の地銀のような金貸しが加わると最悪です。

 

不動産業界の内情を暴露するつもりはない。

最近では『正直不動産』という漫画が結構イイ線をついている。

あまりに嘘つきが多いからタイトルとして響くものがある。

 

ただ、某地銀で借入をして毎月黒字の知人もいることは書いておく。

 

父は、あまり優秀な営業マンではなかったので(ウソ)

基本的にそこまで積極的には不動産を売り込まなかった。

相手の選択に委ねることのほうが多かった。

なぜなら、自信を持って買ってほしいと思えるほどの物件は

年に1件あるかないかくらいだったから。

 

不思議なことに

セールスしていないのに、そこそこ売れる。

逆にこちらがいいと思う物件は、そんなにすぐは売れなかったりもする。

 

実は買い手は

本当に良質な不動産を求めていないのかもしれない。

まっすぐなキュウリが売れるように

色鮮やかな刺身が売れるように

見栄えのいい不動産が売れるのかもしれない。

 

買い手が自力でリテラシーを身につけなければ

不動産業界自らが変革していくことはないし

君たちも何かのきっかけで騙されてしまうかもしれない。

 

父はやらないけれど

君たちが将来的に不動産投資がしたいと思うなら

猛勉強のすえに、やってみたらいい。

これもまずは身の丈にあった少額の物件から、ね。

 

ただし、ひとつだけ覚えておいてほしいのは

収益不動産を所有、維持していくことは

想像以上に多数の人とのコミュニケーション、交渉が発生するので

それを煩わしいと思わない、楽しいとさえ思えるのなら

という条件がつく。

面倒くさがりな私にはできないのよね。

 

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