少し古くて誠に恐縮ですが
平成24年度の宅建試験問題の各選択肢が○なのか×なのか
ざっくり数えてみました。
あまり正確ではないですが
○ が91個
×が100個
でした。
×の選択肢の数のほうが多いんですよ!!
3択だったり、○か×かで答えるもの
もあるので合計200(50問×4肢)にはなりません。
これを過去10年分についても数えてみたら
もう少し面白いかもしれませんね。
おそらくですが
どの年度で計測してみても
約200弱の選択肢のうち、正答と誤答の割合は50:50に近い数字のはずです。
計測しませんが。
なぜそう言い切れるかというと
仮に200の選択肢の9割の180個が○または✖️という偏りがある
問題を作成してしまった場合
試合放棄をした自暴自棄の受験者が
全部○、全部✖️という超適当な根拠による回答をした際に
そのような受験者が合格したり、平均点を上げたりするような事態を避けなければいけないからです。
そのため、問題を出す側は、出題をする前に
必ず○と✖️の数を数え上げて、せいぜい60:40くらいになるよう調整をするはずです。
そうでないと
4肢択一、15%の合格率の試験の水準を維持できないので。
さて
あなたが平成24年度の問題を真っ向から取り組むと
一見正しそうに見える
190の選択肢を読まなければなりません。
そして、そのうちの100個が実は間違った記述
ということになります。
間違った記述については
必ずあとで正しい知識として変換して
脳に刻んでおく必要があります。
その数が、100個です。
あなたには、その作業をスムーズにできる自信がありますか?
できるという方、出口はあちらです。
クドイようですが
私は「答えを先に見てね」
と言っています。
なぜなら
私には90の正しい選択肢のインプットと
100の間違った選択肢のインプット→修正→再インプット
という所業をこなせる自信がないからです。
かつて「飽きこそが最大の敵」と書いたことがあります。
「飽き」は普段の学習における最大の敵です。
でも、試験本番における敵ではありません。
試験本番には別の敵がいます。
それは、「混乱」です。
ただでさえ本番は緊張します。焦ります。
なのに試験中に混乱すれば、
ますます焦り
いい結果を生むのが難しくなります。
100の間違った選択肢のインプット→修正→再インプット
などとやっていたら
我々の頭は確実に混乱します。
なにより、時間がかかりすぎてしまいます。
せっかくこのブログを読んで下さるあなたに
非効率的かつ時間のかかる方法を紹介する気にはなれません。
何度も書いたように
あなたは
子どもが言語や動作を獲得するように
正しい情報のみに埋もれることで
スピーディーかつ混乱することもなく
正しい知識をインプットすることができるはずです。
できない理由が見当たりません。私には。
ですから、堂々と問題集の答えを先に見てください!!
コソコソしちゃダメです。本当に。
「私は正しい知識をどんどんインプットしていくのだ」
という心意気でやり切って下さい。
ではまた!!