宅建試験や
その他の択一式試験対策としての
「問題集(過去問)の答えを先に見るべし」
との確信を得たもうひとつの息子からのヒントです。
それは
「それでもやっぱり間違える!!」
です。
前回は
子どもは正しい情報にしか触れていないがゆえに
「思ってたより失敗しない」のではないかという話でした。
「ちっとも失敗しない」
ではありません。
正しい情報に囲まれているので
「思ってたより」は失敗しないけれど
失敗が「ゼロ」ではないです。
この事実は
当たり前すぎる簡単な話なのか
難しい話なのか。
赤ちゃんと受験生は似ていると思います。
赤ちゃんは
正しい情報にしか触れていないのに
間違える。
受験生はフツー
正しいことしか書いてないテキストを
一通り読んでから問題集を解きはじめるのに
間違える。
どうしてなんでしょうね?
間違えちゃうものはしょうがねいやい
って感じですけど。
では間違えないためにはどうすべきでしょうか??
論理的な帰結として
「じゃあ、間違った選択肢(情報)に触れよう」
とはならないはずです。
赤ちゃんやあなたが
まず大量の「正しい情報」を浴びることは
必須です。
でも間違えてしまうのは
あなたが浴びた
「正しい情報」を
「正しく受け取っていない」
としか思えません。
正しい情報を見ても
正しく受け取れない
そういうことは多々ありますよね。
私が物理や数学の正しい計算式を見たって
ちっとも意味がとれません。
問題集の答えを先に見よう
なんて言うと、「ズルい」とか言われるかもしれませんけど
問題や選択肢を読んでちんぷんかんぷんの場合
解説読んでも解りませんので、ズルくないです(笑)
たいていのテキストはこれでもかという位
わかりやすく書かれていますから
テキストを読むと分かったような気になるんです。
でも、必ず、あなたに解けない問題というのはあります。
人は期せずして
悪意も自覚もなく
間違えるものなんでしょうね。
いくら頑張ってテキストを読み込んでも
間違えてしまう問題が存在するという前提で考えて
①そういう問題に遭遇しても慌てないように
テキストの読み込みを強化する
べきなのか
②まず解説を読んでも理解できない問題とは
一体どういうものか、その存在を確かめる
べきなのか
合格までの戦略として
効率的なのは間違いなく②でしょう。
また、テキストを読んでスッキリ理解できる程度の
テーマは、たいした話じゃありません。
いくら解説を読んでも、しっくりこないという問題にこそ、
難解なテーマ攻略の鍵が埋もれていたりするのです。
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」
とは良く知られた言葉です。
だから過去問をやろう、とも言われます。
あなたも知っているはずです。
なのに
「己を鍛え、敵を知り、返り討ちに合う」
ケースの人が多いのは不思議です。
とりあえず、答えを先に見るということは
邪道でもズルくもないと思ってもらえたでしょうか?
自信ないなぁ。
ではまた。