昨日は、私と下の子の体調不良でお休みをしていました。
まだ3歳の下の子は、こうして一緒に過ごしていたことも
きっと忘れてしまう。だからこれみよがしに、書いています。
父は、わりとマニュアルが好きです。
マニュアル通りやるのが好きなのではなく
マニュアルを作るほうに喜びを感じる。
何十回も仕事を変えているということは、何十回も新人だったことを意味します。
すでに職場にできあがったマニュアルがあることもあれば
先輩のカンで成り立っているような、習うより慣れろの職場もありました。
私は後者のような、言語化されていない手順やコツを
自分なりにまとめて、後進に伝えるのが好きです。
自分がもがいた時間や苦労を、ほかの人も味わうべきだとは思わない。
できればスマートに習得して
余った時間でよりよいアイデアを出してくれたほうが
全体のメリットにもなると考えていたからです。
しかし、今は考えをあらためました。
君たちは失敗をしたほうがいい。
もっというと、仮にマニュアルがあっても必ず失敗はする。
人間は
マニュアルがあろうとなかろうと
そのマニュアルを先達がどのような思いで作っていようが
マニュアル通りには実行しない。
「これ以外はやらなくてよい」と伝えても
100%「これ以外」の自分の好きなことをやり始めます。
みんな「大人」なのに言いつけを守りません。
最短距離の地図があっても、寄り道しちゃうよね。
まるで、片方の靴下をはいたところで
台所に麦茶を取りに行く、君のようです。
まず両方はけよ。といつも言っているね。
また、マニュアルがあることに感謝もしないし
余った時間でマニュアルを改善してもくれません。
マニュアルがあって当たり前の環境だし
人生において時間は余らない。
そして結局、マニュアルがあっても
自分勝手にやって失敗をする。
「マニュアルに従え」などと言いたいわけではありません。
随時マニュアルは疑ったほうがいいし
自分の頭で臨機応変に対応できるほうが良い。
マニュアル通りでは対応しきれないケースもあるはずです。
予想外の出来事は、人生のコクとして堪能しましょう。
大切なのは
マニュアルの不備をあげつらうことではなく
マニュアルの手順の奥に通底する考え方を読み取れるかどうか
そのうえに自分のオリジナリティを加えることができるかどうか
そのためには、失敗と反省を繰り返すしかありません。
失敗は怖いとおもうけれど、みんながいるから乗り越えらえるよ。
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