法人設立について、FXとからめてこちらの書籍が参考になります。
ぜひ一度読んでください。
『なぜあのFXトレーダーは社長になったのか ~FXのための会社設立と運営ガイド~』
法人を作るとき意外と
定款(ていかん)で悩むものです。
ネットで調べてみて適当に5〜6こくらい
自分がやってみたい事業内容をみつくろってください。
注意点は2つ
・行政からの許認可が必要な事業は書かない
・FXをやるために
「有価証券の運用及び差金決済取引等」
とか
「有価証券・金融商品・為替・株式の取引、運用業務」
みたいなやつを入れる必要がありますが
定款の4つ目あたりに忍ばせておく。
です。
逆に定款の上位には、手堅そうで、無難な事業
「経営コンサルタント業務」とか(?)を入れておきます。
もしその法人がFX専門だっとしても
銀行や未来の取引先である他者から定款を見られたときに
「バリバリFXやってる危ねえ会社」と思われないようにです(笑)
銀行で思い出しましたが、銀行口座の面でも法人を作るなら今すぐがいい。
というのも、じつは2020年現在
どんどん法人名義での銀行口座の開設が難しくなってきています。
マネーロンダリング(資金洗浄)を防止する目的から
口座開設の基準は、厳しくなりこそすれ、緩くはならないでしょう。
特に資本金が1円でも法人が作れてしまいますので
悪い人が法人をたくさん作って、その数だけ法人の銀行口座を開設してしまうと
犯罪資金をうみだす温床になってしまうからです。
悪人のために我々が必要とする銀行口座が開けないというのもムカつきますが
文句を言っても仕方ありません。
早ければ早いにこしたことはないのです。
具体的に、父の場合
資本金が100万円で3つの銀行に申し込みをして
通ったのはネットバンクの1つだけでした。
「ゆうちょ銀行」に断られた(笑)くそう。
別にひとつあれば十分です。
ただ、ひとつの銀行の審査が結構ながいので(2週間とか)
落ちては申し込み、落ちては申し込み
だと時間がかかりすぎるので
一度に複数行で、申し込みをしましょう
(設立時に銀行開設用の書類も複数準備しておこう)。
ジャパンネット銀行 ビジネスアカウント
審査の基準は明示されておらずよくわかりません。
設立したてなので、事業の実績があるわけではありませんから
見ているのは資本金の額と事業内容くらいでしょう。
父の法人の資本金が1億円なら
どこでも通るんじゃないかという気はします。
ゆうちょ銀行め。
一般的には、店舗のある銀行よりもネットバンクの方が通りやすいはずです。
また、近くの銀行とかだと
銀行員が法人所在地に訪問して、法人の実態があるかどうかとか対面での事業内容の説明
とかを求めてくる場合もあり、難易度が増します。
めんどくさ。
あと、店舗系での口座開設をより確実にするには
知り合いに支店を紹介してもらう、税理士に紹介してもらう
などが有力な手段です。
一見(いちげん)さんには厳しいのです。
父の仲良し社長さんは、創業時にみずほ銀行から口座開設を断られ
「もう二度とみずほ銀行とは付き合わねえ」と言っていました。
その後、しばらくすると、どこからか好調な様子をみずほが聞きつけて
「社長、みずほで口座開いて、お金借りてくれませんか?」
「うるせえターコ」みたいな。
ま、みずほ銀行がたいした銀行ではないのは数々のシステム障害からも明らかで
君たちが就職するとなれば、全力で止めてしまう気はします。
もし仮に全ての口座開設ができなかったとしても大丈夫です。
個人名義の口座を好きなところで新規に作り
それを完全に法人用として使えばいいのです。
「完全に法人用」です。
個人の口座とは完全に分離すること。それだけでOK。
法人口座が開けないのは、マネーロンダリングを企む悪人や銀行の都合であって
善良な私たちのせいではありません。
堂々と個人の口座を法人専用の口座として、税務上OKです。
まあ、法人口座がひとつはあったほうが、社会体面上やりやすい面はある。
クライアントに報酬を入れてもらうのに個人名だと嫌がられることがあるかもしれない
けど、事情を説明すれば問題はないし、とにかくこちらに非はない。
とにかく、色々と動いてみてください。
それで分かる新鮮な驚きがたくさんあるのですからね。
父が子に「法人の口座開設は難しいぞ」と語るブログは珍しいでしょ?
ではまた。