日産のカルロス・ゴーンが日本を出国したことが世間を賑わしています。
メディアや司法関係者は「許せん」みたいな論調ですが
自分の人生が充実している人たちほど
「ゴーン、やるねえ」と言っていて面白い。
そもそも、カルロス・ゴーンに怒りをぶつける資格のある人がどれだけいるのでしょうか?
日本国民の多くは、カルロス・ゴーンが脱税または汚職(公務員の不正のこと)をしたと思っていて
それで怒っているみたい。
でも、本当のところは、日産という、いち企業における背任が疑われている、というにすぎません。
カルロス・ゴーンが家族旅行の費用を会社に負担させたとか
そんなことは、国民の大多数にとって、どーでもいいことです。
連日、報道するバリューがあるとは思えません。
その裏には、間違いなく、日本人のお金持ちへの嫉妬がある。
だから、自身がお金持ちだったり、生活が充実している人は冷静に
「そんな手があったのか!」と面白がって見ていられる。
我々もかくありたいものです。
また、アメリカとイランが緊張状態にあり、すわ戦争か
とも言われていました(今は少し落ち着いているようです)。
アメリカの戦争好きは相変わらずで
「戦争はやだよね」と素直に聞いてくる子どもの君たちになんて説明したらいいのか。
もし戦争になったら、日本政府はアメリカを支持するのでしょう。
イラン人に恨みつらみのある日本人ってどれだけいるのよ?
隣接した領土が欲しいとか、イラン人の移民が多くて超困っている
というならまだしも(それも良くないけど)
アメリカからしたイランなんて地球の裏側みたいな国ですよ。
結局戦争は、お金が儲かる定期イベント、ってだけなんだよね。
ちなみに、戦争や地震などが起きると
「有事の円買い」と言って
「安全資産」と思われている(らしい)日本円への両替が増え
米ドル/円のレートが円高になると言われています。
ただ、昔は「有事のドル買い」と正反対のことが言われていました。
どないやねん。
これもアノマリーの一種として、そういうこともあるんだなあ
でも本当かなあ、そのアノマリーを利用して儲けるマッケトメーカーがいるはずだよなあ
という視点は持っておくといい。
自分の家族が殺されたわけでもないのに
むきーっ信じられない、許せない とか言ってメディアに踊らされるのはやめにしようね。
先日テレビの取材でアメリカの元政府高官とやらがこう言ってました。
「イランとの衝突はトランプ大統領の選挙とは関係がない。
なぜなら、1月の出来事なんて、11月に覚えている者などいない」
いいですねえ、この大衆の見下しっぷりが。
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