FX 手法 資金管理

FX ナンピンですが何か

君たちに対して、なるべく

「こうでなければならない」

「こうしなければならない」

と頭ごなしの注意はしたくないと思っているし

その資格もないと自覚しています。

 

柔軟に、冷静であれ、くらいは言いますが。

 

さて昔からある投資手法のひとつに「ナンピン」というものがある。

 

100円で買って、値上がりすると思っていたら

50円まで下がってしまった。

だから50円でもう1回買うことで

平均取得単価を75円にして

80円まで価格が戻ったら利確する、みたいな感じ。

 

ナンピン買いもナンピン売りも

平均取得単価を当初よりも有利にする

という意味があり

株でもFXでも使える手法です。

 

しかしながら、ナンピンは基本的に嫌われ者で

「ナンピンは最悪」とさえいう人もいます。

最悪とまでは言わなくとも、ナンピン超肯定派の人はあまりおらず

ナンピンを勧める書籍も極めて数は少ないのが現状です。

あるにはあります。

 

みんなが異口同音に否定することは、本当かどうか一度考えてみると面白い。

 

父は、ナンピン手法を悪役にできるほどの根拠を持っていません。

どう考えたって、100円だった取得単価が75円になるのは有利だとしか考えられないから。

 

問題は手法それ自体にあるのではなく

人間の欲と、資金管理の甘さが合わさったとき、破綻しやすい

ということに過ぎません。

 

株やFXのマイナー手法に「うねり取り」というのもあります。

これもまた、情報が少なく、意図的に日陰に置かれている気がしてならないものの一つです。

うねり取りというのは簡単にいうと

価格の上下の周期的変動に着目(3ヶ月スパンとか)し

時期をずらしながら分割して買う(売る)ことです。

 

ナンピンもうねり取りも

分割して買う(売る)点で一緒です。

 

分割して買ったり売ったりすることが悪いはずありません。

逆に分割して買ったり売ったりすることができないことのほうが良くない。

 

コツ(要諦)は

・エントリーする前からナンピンすることを計画に織り込んでおく

(場当たり的ナンピンは失敗しがち)

・エントリーするロット(数量)を減らすこと

だけです。

 

今まで100,000通貨でエントリーしていたなら

10,000通貨とかでエントリーをしてみる。

 

いきなり100,000通貨でエントリーしてしまうと

次回以降もそれなりのロットでエントリーしないと

平均取得単価への影響が小さくなるし、証拠金がすぐ底をつく。

 

これだけのことです。

このやり方のデメリットは

・「最初のエントリー時の予想(上がるか、下がるか)が当たった時に比べ」

大きくは稼げない(値動きの予想と逆行したからこそのナンピン出動です)。

・相場を大局から眺めてトレンドを見る能力は必要

ということでしょう。

 

さらにいえば、ロットや資金管理、通貨ペアの選定さえしっかりしていれば

どの価格ポイントでエントリーしても

その後、価格が上ろうが下がろうが、利益を出すことはできると思う。

 

ごめんね「思う」とかで。

 

というのも、現在動かして利益を出している自動売買のソフトは

ナンピン マーチンゲールという

聞く人が聞いたら悪魔と言われかねないシロモノですが

観察していると、どの時点でエントリーしようが

エントリーのロットが極めて小さいので、

倍量でのナンピン(マーチンゲール手法)を重ねても

証拠金維持率に対する影響が思ったほど大きくないゾ

というのを実感しているからです。

 

最後に、FXでは分割決済というのができるのをお知らせしておきます。

私はこれを知りませんでした。

仮に100,000通貨買っていたとしても、1,000通貨ずつ売却したりできます。

 

以上のことは

建玉(たてぎょく)操作の一部です。

あまり書籍やネットで取り上げられない(何か不都合でもあるのかしら?)

買い増し、売り増し、ナンピン、分割決済

そういうものを戦略的・計画的に取り入れることは

大きく負けることを避ける一助となるでしょう。

 

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