あまり横文字を使う人は信用ができません。
それはさておきボラティリティ。
価格の変動幅のことを言います。
ボラが大きい、小さいとか。
下の画像を見てください。
ずいぶん上下に変動しているように見えるかもしれませんが
1番下が7.75000で1番上が7.85000
なので変動幅は1.3%くらいしかありません。
種明かしでもないですが
これは米ドルと香港ドルのペアの約5年分のチャートです。
なぜこんなにボラティリティがないかというと
ご存知の通り米ドルと香港ドルはペッグされているからです。
いや、私は知りませんでしたね。。
要するに取り決めで7.75〜7.85になっているのです。
次に下の画像は、イギリスポンドと日本円のペア 約5年分です。
高いときは、1ポンド約195円、低いときは1ポンド約125円まで下がり
今は143円です。
変動幅はさっきの米ドル /香港ドルの1%ちょっとどころか
150%を超えます。
ポンドが殺人通貨と言われるのもうなずける。
私は、ちょっとここまでのボラティリティは苦手です。
好きな人ももちろんいますが。
FX取引が
異なる通貨ペアの交換比率の上下によって損益を出すゲーム
である以上、ボラティリティは必須です。
ボラが全くないペアでは成立しません。
君たちも取引をする前に
ボラティリティについては確認をしておきましょう。
終わってから「こんなはずではなかった」とか言っても仕様がありませぬ。
また、例えば米ドル/日本円をメインにしていたとして
ここ数年は珍しいくらいボラティリティが低いのも事実です。
確か年間で10円も上下していない。
そんなときは、他の通貨ペアに目を向けるのもいいでしょう。
ただし、自分の情報処理能力を超えて
あまり多くの通貨ペアに無造作に首を突っ込まないように。
少数の通貨ペアの値動きを見続ける効用はありますから。
最後に
ボラティリティが大きい原因について。
1つは、取引参加者が少ないケース。
マイナー通貨では、取引参加者が少ないので
ちょっとしたニュースや、多額の資金投入で価格が乱高下することが考えられます。
スムースに需給がマッチングしていないんですね。
2つ目は、取引参加者が多いケース
ポンドは間違いなく取引参加者が多い。
本来ならば、
取引参加者が多い=流動性が高い=買いと売りが成立(マッチング)
しやすい通貨は乱高下しないはずです。
なのに動く。
なぜか
マーケットメーカーが弄(もてあそ)んでいる、んじゃないの?
それに加えて、個人トレーダーたちも
「イギリスやべえな」と思っているのだと思います。
結論、あまりボラティリティが高い通貨ペアには注意をしましょう。平凡。
テクニカルが通用しずらいのも確かなので。
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