今朝から下の子の機嫌が悪い。
サンタにプレゼントをもらった途端にこれだから困る。
早くご飯を食べなさい。
準備をしなさい。
行くよ。
と言っても動かない。
まだ幼児だから仕方ない
かと思いきや、小学生の上の子まで朝から踊ってる。
子どもを持つ前と後では、見える景色が全然違う。
子どもは、自分とは確実に別人格なのだと思い知らされる毎日。
思う通りには全然動かない。
株であれFXであれ小豆であれ、
相場というものも自分の思う通りには動きません。
相場に人格はないけれど
我々の思惑とは関係なしに動きます。
我が子でさえ思う通りには動かせないのですから
相場も思う通りには動かせないし、動いてくれません。
だから自分の都合は押し付けても意味がない。
自分の都合の例として
仕事があるから夜しかチャートを開けない
子育てがあるから朝はチャートが開けない
軍資金は2万円しかない
などなど。
なのに我々は
昼間の2時間しかチャートを見れないけど毎日1万円稼ぎたい。
100万円の軍資金を1年で1億円に増やしたい。
とかいう願望を抱いてしまいがちです。
だからどうした?と相場は言うでしょう。
我々の都合などお構いなしに
24時間、世界中のどこかのマーケットが動いています。
とはいえ
自分の都合というものが存在しているのも事実。
父は、君たちとの夕食の時間を楽しみたいし
夜はお酒を飲んでぐっすり寝たい。
朝早く起きるのも苦手だ。
徹夜もつらい年齢だ。
でも相場には関係がない。
じゃあどうしたらいいのか?
どこかで何かに折り合いをつけるしかない。
それは時間、手法、利益だったりする。
例えば父は
君たちとの夜の時間を大切にするために
チャート画面を夜は見ないことになる。
実は夕方から夜、朝にかけては
ロンドンとNYのマーケットが開いていて
価格の変動が大きい時間帯で
逆に日本時間の日中は東京時間と呼ばれ
比較的、価格の変動が小さい。
FXが
ある通貨ペアの交換比率の変動による差が利益の源
である以上、東京時間は稼ぎにくいのは理解してもらえると思う。
東京時間でのみ稼ぐとしたら
・東京時間でもボラティリティの高い通貨ペアを選ぶ
・スキャルピングと呼ばれる超短期売買を重ねる
・1回に賭ける金額を大きくする
・東京時間のみでのデイトレードを極める
・スイングトレードという比較的長い目線で売買する
とかが考えられる。
この中で、自分の性格と状況にあったスタイルを選択するしかない。
仮に2万円の軍資金で、東京時間、1回のトレードで
毎日1万円の利益を出し続けたい
という自分の都合を相場に押し付けるのであれば
ボラティリティの高い通貨ペアでのデイトレードを極める
しかないでしょう。
(1億円の軍資金があれば、それを元手に毎日1万円を稼ぐことの難易度は
超絶下がります。)
父にはできる気がしない。
だから父は
毎日利益が出なくてもいいし
年間何億円も稼がなくていいから
自分の好きな通貨ペアで、ゆっくりスイングトレードして
年間トータルプラスになれば、くらいに思っていて
それはつまり
短期的で大きな利益は捨てるから
時間くらいはこちらの都合でやらせてもらおう
ということ。
こちらが先に譲歩しているのだから
それくらいは相場に求めてもいいでしょう。と。
まあ、こちらの譲歩など相場には関係ないっちゃないけれど。
君たちも何が大切で、何を譲歩できるか考えてみてください。
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