もしかして速読コンプレックスではないですか??
NOという人は、おやすみなさい。グーグー。
YESという人も、あまり期待しないで下さい。
父は速読をマスターしていません。
でも妻に言わせれば、本を読むのが早いそうです。
字を読むのが早いということでしょうか。
あまり他人と比較する機会もないのでよくわかりません。
ただ、かなり昔、速読というものに憧れたことがあることを白状します。
少しだけそのテの本も読みました。
でも、ぴゃっぴゃと本のページをめくって本を読めはしません。
出来る人は、本当に出来るのだと思います。
あいにく父は出来ません。
ちなみに
基本的には手でページをめくる以上のスピードでは速読できません。
ある速読術では、ページを早くめくる訓練をしているようですが。
なにもそこまでしなくても(笑)
出来ない父が、出来ないなりに
速読というものについて思うのは
「心の中で音読しないこと」が重要だということです。
黙読とは違います。
心の中でも読まないのです。
つまり、音声化せず、文字を見るだけで理解しよう
ということですね。
意外や意外
誰かが取材にくるような驚異的スピードで
本を読むことは難しいですが
心の中で音読せず、文字を眺めるだけで
ある程度の意味をくみとることは訓練次第で可能です。
父は、本を読むのがツライときは
心の中で鼻歌をうたいながら本を見ます。
読むのではなく、見ます。
「ふふふ~ん。ふふふ。ふふふ~」とかメロディーを奏でながら
文字の上に目を走らせるのです。
「ふふふ~」と歌いながら同時に文字を読み上げることは
父にはできません。
でも、本の意味が全く頭に入らないかといえば
そうでもないです。
結構わかります。
信じられませんか??
是非やってみることをオススメします。
想像してみてください。
目の前に300ページの本が置かれます。
キンドルでもよいです。
1秒につき1ページのハイペースでページが切り替わります。
5分の間、知ってる限りの円周率を心のなかで唱え続けてください。
さあ、5分たちました。
さて問題です。
この本の内容は経済小説でしたか?
それともポルノ小説でしたか?
正解は、ポ・・・・
速読できない、速読にチャレンジしてみたこともないというあなたでも、
この問には100%の確率で正解できると思います。
視界にはいってくる情報の断片から
音声化しなくても(3.14〜と唱えていたとしても)
経済小説かポルノ小説かくらいは、必ずわかります。
わからないという方は、目をつぶってたんでしょう?
この小さな(?)違いがわかるという実感は大切にしたいものです。
あなたは心の中で文字を読み上げなくても
絶対にジャンルくらいは判断できます。
もう少しゆっくり、2秒に1ページの間隔でめくられれば
もっと内容が理解できるでしょう。
これが3秒に1ページ、4秒に1ページとなれば
どんどん理解が深まります。
標準的な本を読むのに、普通は早くても1ページ1分くらいかと思います。
でも、超速のページめくりから訓練していくと、
次第に1ページを1分かけてたら、タルいぜ、って気になります。
さんざんエラそうに書いてみましたが
立ち読みでぱらり~としただけで
買うか買わないか決めてるのと同じことです。
読まなくても読める。
ってことに意外と多くの方が自覚していないようなので
書いてみました。
ちなみに、宅建試験合格において
速読力(ほかの受験生より早く文章を読む能力)は
合否に影響しませんので悪しからず!
ではまた。