前回の続きです。
あなたは不合格組と同じ勉強法をしているから落ちるのだ、
と断定してしまいました。
では具体的に不合格組の勉強の仕方とはどういうものなのでしょうか。
想像を膨らませて勝手なイメージを書きますね。
① テキストや問題集は1ページめから読みはじめる。
② 重要箇所には蛍光ペンを塗っている。
③ 蛍光ペンではなくともチェックペンを使っている。
④ 本はキレイに使いたいタイプだ。
⑤ 自分はさほど頭がよくないから、人から教わったほうがいい気がしている。
⑥ ゆえに、授業は皆勤賞だ。
⑦ ①~⑥の勉強法に何の疑いも持ったことがない。
⑧ ゆえに、①~⑥のやり方で結果が出ると思っている。
もっと書きたいところですが、やめておきます。
言っちゃいますね。
真面目か。
さっき書いたことって、本当に、本当に普通のことですよね。
あなたを含め多くの受験生がそうやって勉強していることと思います。
勉強法としては絶対多数派です。
「王道」かもしれません。
でも、真面目で、普通であるが為に
落ちていると考えたことが一度でもありますか?
あなたは多数派の勉強法で、
どうやって少数派に食い込むつもりでしたか?
結局は地頭の差という、身も蓋も、努力のしがいもない
結論になってしまいませんか?
不合格者たる80%の受験生が不真面目で怠惰なわけないです。
不真面目だから落ちるのだと仮定してしまうほうが、
ずいぶんと受験生を馬鹿にした話です。
むしろ、80%の受験生は
「真面目」で「フツー」のやり方で勉強しているのだ、と父は考えています。
そして悲しいかな、あなたが真面目で普通で
勤勉であるが故に落ちるとの結論に達しました。
次回は1ページ目から本を読む欠点について書きますね。
ではまた!