私はあまり小説は読みません。
もっぱらノンフィクションや社会の闇(笑)をあぶり出す本ばかりを読み
妻からも「何が楽しくてそんな本ばかり」と言われています。
そんな私が唯一、字の通り「衝撃」を受けた作品が
ダルトン・トランボ『ジョニーは戦場へ行った』です。
あらすじはWikipediaをどうぞ。
この小説を読もうと思ったきっかけは
もちろんブルーハーツの『ラインを越えて』という曲でギターのマーシーが
「ジョニーは戦場へ行った。僕はどこへ行くんだろう」と歌ったからです。
あらすじを見てもらえればわかる通り
戦争で怪我をして、目・鼻・耳・口・腕・脚を失い、
肉のかたまりとなった主人公が外界と意思疎通をはかろうとする、という内容で
ひたすら主人公の回想や、内面でのひとりごとが続きます。
「ぬお、これは映像化できない、小説にしかできない表現だ」
と思ったわけですが映画にもなっています。。
はっきりいって、こちらが元気な時でないと、体力をひどく消耗する作品なので
万人におすすめするわけではありませんが
個人的な備忘録として銘記しておきたい作品です。
ではまた。