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ビジネス 身だしなみの基本講座2 Yシャツ選び編

ビジネスシーンで一生役に立つ

Yシャツ選びの基本をお伝えします。

日本は「クールビズ」などといって、半袖のYシャツをビジネスシーンで着てしまう国ですから

今こそ正しい知識を授けます。

スーツもそうですが、ビジネスシーンでの装いの極意は悪目立ちしないことに尽きます。

誰かに「あ、そのシャツ〜だね」とか言われてしまったら負け、くらいで丁度いいです。

 

まず知っておかなければいけないのは、Yシャツは下着だ、ということです。

Yシャツの下に着ているユニクロのヒートテックが下着なのではなく

Yシャツも下着という認識をもってください

 

それゆえ、まず胸ポケットがあるものを買ってはいけません。❌

ブリーフやトランクスやヒートテックにポケットが不要なのと同じで

Yシャツにもポケットがあるのは邪道だと言い切っておきます。

海外ドラマのビジネスマンを見れば、ほとんどが胸ポケットがないことに気がつくと思います。

胸ポケットがあるとペンやタバコを入れたりして汚れ、せっかくのスーツのシルエットも崩れます

 

1 色について

Yシャツは、よく知られているとおり、英語のWhite shirtを語源とします。

そのため、まず選ぶべきは「白いシャツ」です。赤字ですが。

もし、バリエーションを増やしたい場合、許容されるのは、「白に近いとても淡いブルー」にしましょう。

問答無用で2択です。そして無地です。

 

2 素材について

綿100%で決まりです。

学生時代に着ていたYシャツは、ポリエステルか、ポリエステルと綿の混紡だったはずです。

確かに化学繊維は形態安定にすぐれていますが、汗の吸収、肌ざわりの点で綿に劣ります

シルク(絹)という選択肢もありますが、そのつややかさの為、ビジネスシーンよりも

パーティーなどで着るべきものかと思います。

綿100%の弱点は、シワがつきやすいことですが、誰も気にしちゃいません。

 

3 ボタンについて

ボタンはプレーンな乳白色の貝ボタンで決まりです。

四角いボタン、色のついたボタンなどは論外です。

 

4 襟(えり)の選び方

襟の形にはレギュラー、ワイド、セミワイド、ホリゾンタル、ボタンダウン等々ありますが

セミワイドを選びましょう。

この形が一番無難です。

決してボタンダウンを選んではいけません。❌

ボタンダウンシャツはアメリカのブルックス・ブラザーズ社が初めて発売したといわれています。

発祥は、ポロという馬に乗る競技の選手が、襟がはためくのが邪魔でボタンをつけたことに由来します。

ですから、ボタンダウンはスポーツの時に着用するシャツなので、ビジネスシーンにふさわしくありません。

休日に着ましょう。

ホリゾンタルのように襟が水平に近いものも、お洒落ではありますが、合コンの際にどうぞ、という感じです。

レギュラーやワイドは、メーカーによって細すぎたり太すぎたりするので注意が必要です。

 

5 袖について

冒頭にも書きましたが、長袖か半袖かという愚問に対しては2,000%長袖しか選択肢はありません

高温多湿の日本ではしんどいかもしれませんが、暑いのなら袖をまくりましょう。

もしくはクールビズで半袖を着なければいけないのであれば、ポロシャツかアロハシャツなど

最初から半袖のものを着用してください。

もともとスーツの下に着るべき下着の袖を切ってはいけません。

 

袖のボタンを、カフリンクス(カフス)にしておしゃれを楽しみたいという人は

袖を折り返す「ダブル」という袖のタイプがありますが、これらはドレッシーな印象ですので

ビジネスシーンでは一般的なものでよいでしょう。

(ひとりでダブルのシャツにカフリンクスをつけるのは、結構手間取りますし)

 

また、Yシャツの袖に名前を刺繍する人がいますが、やめましょう。

 

スーツの袖からのぞく、Yシャツの袖の刺繍というものは、ビジネスシーンで結構目につきやすいです。

そのため、「そのシャツはオーダーですか?」「そうなんですよ、分っちゃいました?」

みたいな会話がなされるのですが、気づかれた時点で、負けです。

そもそも、シャツに名前を刺繍するのは、クリーニング屋が客の区別をするためだったそうですから

他人にオーダーということを見せびらかすためにするのは無粋というものです。

 

ですから、仮にシャツをオーダーしたとして

一番粋なのは、名前など刺繍しない、です。

ですが、刺繍を入れることの効用も実はあります。

シャツは消耗品ではありますが、1年で捨てるものでもありません。

少しずつ買い足していけば、同じシャツを着る回数も減るため、摩耗もしずらくなります。

そうすると、複数あるシャツが、いつ購入したものか分からなくなってきます。

ですから、例えば2020年に買ったシャツはブルーで刺繍、2021年に買ったシャツはグリーンの刺繍などと

色分けをすることで購入時期を判断することができるようになります。

 

刺繍を入れる場所

圧倒的に、袖口か二の腕の横に入れる人が多いですし、仕立て屋もそう進めてくるかもしれませんが

入れるのであれば、左の乳首の10センチ下(肋骨あたり)くらいにイニシャルだけにしてください。

基本的に、ジャケットを羽織るのがビジネススタイルですから、

ここに入れておけばジャケットでしっかり隠れます。隠れるのが大事です。隠してください。

また、イニシャルだけというのも大切です。

多くの店が用意しているサンプルが(ヤマダ タロウの場合)

T.Yamadaですが、長い。あとT.Yもダメです

必ず「T.Y.」にしてください。

T.YではなくT.Y.ですよ。「T ドット(ピリオド) Y ドット( ピリオド)

日本人は、この最後のピリオドを忘れがちです。

このピリオドにはきちんと役割がありますがほとんど知られていません。

それは「省略してますよの合図」です。

Taro Yamada の aro と amada を省略してますよという意味で「T.Y.」なのであって

決して、名前と苗字の間を区別するために置かれているただの点なわけではありません。

街にでれば例えば「新宿駅 Shinjuku sta.」とか「ウォールストリート Wall st.」とか

ちゃんと、stationを省略、streetを省略してますよ、という表記が確認できると思います。

ですから、「Y.T.」もしくは姓と名を逆にするのもダサいので「T.Y.」でもいいでしょう。

 

6 サイズ選びについて

紳士服はサイズ選びが重要です。

特にYシャツは首回りと腕の長さが人によって異なるので店頭に行って買うのがよいでしょう。

既製品で上記の条件を満たすYシャツを販売、入手しやすいのは

間違いなく鎌倉シャツさんです。

鎌倉シャツ以外で、胸ポケットのないシャツを探すのは結構大変です。

 

それか、ぜひオーダーをしてみましょう。

一度オーダーシャツを着てしまうとなかなか元には戻れません。



ではまた。

 

 

 

 

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