FX関連の書籍では
「ヘッジファンドの45日ルール」というトピックが取り上げられることがあります。
結論は、無視していいんじゃないでしょうか。てへ。
45日ルールの説明を簡単にすると
①ヘッジファンドが顧客の資金を運用
②運用成績に不満がある顧客が解約をしたい
③解約日は3月末、6月末、9月末、12月末に設定されることが多く
④解約の申込の締め切りが3月末、6月末、9月末、12月末の45日前
に設定されることが多い
⑤つまり、2月中旬、5月中旬、8月中旬、11月中旬に
ヘッジファンドの換金の売買が行われ、相場が動く
から注意してね。という流れです。
どう注意すればいいのかよくわかりませんが、安全策をとるなら
その期間は取引をしない
くらいでしょうか。
どなたかが、45日ルールの値動きを検証されていて
記憶が確かなら、「1日に0.2%くらいの値動きが3日くらい続く」月がある
程度のことだった気がします。
アナリストの方は、結局、よくわからない値動きに対して
「45日ルールに基づく値動きだと思われる」
と解説されているのだ、というくらいの認識でいましょう。
45日ルールのスケジュールを気にするよりも
前述の「3日くらい続く」の方に着目してください。
仮に、本当にその時期にヘッジファンドが売買をしていたとします。
覚えておいてほしいのは
大口法人は、「一度に大量のポジションを処理するわけではない」ということです。
正確にいうと
「需要と供給の関係があるので、一度に大量の売買は成立しない」
のです。
45日ルールに限らずですが
でかい玉を売りたい、買いたいと願っても、
同じボリュームの買い手、売り手がいないと売買は成立しません。
よって
大口さんたちは、少しずつ何日かに分けて売ったり、買ったりをしなければいけません。
この事実は、そこそこ重要です。
いっぺんにドカーン、ドカーンと売買しているイメージは消し去りましょう。
できないので。
大きな玉が分割されて売買されているからこそ
為替のチャートはジグザグと細かく動いている
というあたりを感覚として持っておいてください。
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