Twitterを見ればすぐ分かりますが
本当に多くの人が
「今週のドル /円は下がる」
「これから夕方にドル /円は上げる」
とか無責任に発言しています。
たかが「つぶやき」に責任感を求めても大人げないですし
思いついたことをポロっと書けるのがTwitterのよいところです。
FXでも株式でも金融業界で流れてくる
あらゆる情報、ニュースは「ポジショントーク」だと思っておいたほうがよい。
ここでいう「ポジショントーク」とは
自分のポジションに有利に相場が動くような発言
の意味です。
例えば
「これからドル /円は上がる!」と言っている人は
その人自身、ドル/円が上がってほしいという願望があるわけです。
ドル /円をロングしたばかり(で利益が乗ってきてほしい)
とか
ドル /円の下落で含み損を抱えている(から、含み損を解消したい)
とかです。
フォロワーさんが多ければ多いほど
「これからドル /円は上がる!」との発言で、ドル/円を買う人が出てくる可能性がありますから。
株式(有価証券)では、似たような動きは「風説の流布(ふうせつのるふ)」
として刑事罰の対象になり得ます(以前、ホリエモンがその容疑で逮捕されました)。
が、FXは相場予測なので、いくら適当なことを言っても大丈夫なようです。
政府要人も、ロイター社、ブルームバーグ社のマスコミも
みんなそれぞれの都合や裏にいるスポンサーに合わせた発言しか流しません。
君たちが生まれて間もない2011年3月に
福島の原発について政府が「爆発しない」と言った矢先に爆発したことを知っておこう。
ある人がTwitterで
「もう上昇は止まる」「もっと上がる」「下げてくる」
とかクルクルと変わる相場予測をしていて
父はあんまり当たってないなあ、なんて思ってたけど
どうやらその人はたくさん利益を出しているらしくて
それがずっと不思議でした。
今も不思議ですが
もしかしたら
その人は実はTwitterでの発言とは全く別の動きをして利益を出しているか
利益を出しているのが嘘かの
どちらかなのかもしれないと思っています。
つまり、どこかに明白な嘘を抱えながらの意図的な発言かなあ、と。
ともあれ、君たちもあまり情報を鵜呑みにしないほうがよいでしょう。
二枚舌なんてこの世では当たり前だと知ることが重要です。
仮に「これこれの理由があるから相場は上がる」と言っていたとしても
同じくらい別の角度から「これこれの理由があるから相場は下がる」
とも言えるのですから。ね。