今まで君たちがもっとも繰り返し読んだ本は何ですか?
父は漫画も活字の本も好きです。
父自身のことを考えてみたら
榎本俊二というエログロナンセンスギャグ漫画家の
子育てエッセイ漫画『カリスマ育児』かもしれません。
10回は読みましたね。
育児の参考に(笑)
ところで、無人島にひとつだけ持っていくなら?
という質問があります。
もし君たちが、愛読書を一冊だけ持っていくとします。
では、その無人島で、今までと同じような頻度で
その本を読み返すでしょうか?
想像してみて下さい。
きっと答えはNOでしょう!
読み終えたばかりの同じ本を
また頭から読むのは、父なら苦痛です。
でも手元にはその一冊しかない。
父なら一回読んだら、しばらく開きもしないでしょうね。
振り返ってみてください。
君たちが何度も読んだというその本も
読み終えてすぐ、また頭から、ということはなかったはずです。
読み返す間に他の本を何冊も読んでますよね?
つまり何が言いたいかというと
「飽きこそが、学習上の最大の敵!!!!」
だということです。
本の内容が面白ければ飽きない
というものでないのは、無人島の話で少し想像してもらえると思います。
同じことの繰り返しは、飽きて当たり前なんです。
人間であるかぎり、飽きてしまうのはしかたないのです。
飽きてしまうから、日々新しい試みが世界中でおきているのですよね。
ちょっと余談(男性限定)ですが、
男は同じアダルトビデオを何回も観ません。よね?
父は2度同じものは観ません(笑)
男の間では
「この前気付かなくておんなじAV借りちゃってさ~」
みたいな会話、ありますよね?
「借りちゃってさ~」って感じ。
この会話から分かるのは、
同じAVを借りるということは「ちぇ、損したぜ」ってことです。
もう一回観て楽しんだ、っていう流れではありません。
一度観たからもう観ないし、損しちゃった、ということです。
男性の9割以上には分かってもらえると思うのですが。。
要するに(何がだ)、人間は飽きやすいという話でした。
ただ、飽きちゃうから勉強できない、と言っていては合格もできません。
我々にできることは
①飽きない工夫をすること
②飽きる前に学習し終えること
くらいでしょう。
できれば、この両方を組合せられたら一番いい。
飽きない工夫をした結果、飽きる前に学習し終えることができた、という状況です。
以前スピードが大切と書いたことがあります。
飽きる前に終わらす、とは、スピードがないとできません。
飽きの本質について考えてみましょう。
人間関係でさえ倦怠期というものがあるように
誰しもが、何かに飽きたという経験したことがあるはずです。
飽きの原因なんて、難しいことはありません。
父の考える飽きないための対策は3つ。
①新鮮さ(緊張感・驚き)
②愛着
③習慣化
です。
まず①新鮮さ(緊張感・驚き)です。
飽きちゃうってことは、
それに触れたときに新鮮さを感じなくなってしまっている
ということです。
恋人関係でも食事でも。ね。
変化がないと、とりあえず飽きます。
でも、中身に変化のない本のようなものでも
飽きない場合があるというのは
こちらの成長により、本から新たな発見ができる場合です。
新鮮さとはつまり「驚き」かと考えます。
子育てにも言えます。
全然飽きませんね!
だって毎日驚きを提供してくれるのですから。
今日だって、ママがいないけど、パパの助けが欲しいとき
「マパ~~!」って叫んでました。
あと緊張感ですか。
もしかしたらあなたは今のお仕事に飽き飽きしてるかもしれません。
でも、例えばどんな単純作業の
ルーティンワークであったとしても
就業初日は飽きるなんてことはないはずです。
「つまんねえ仕事だな」と思うことはあっても。
右も左も分からない初めての職場。
緊張しているはずです。
そんな状況で、人はフツー飽きた~とか思いません。
②の愛着です。
身の回りのもの、日用品など毎日使っているのに
飽きずに使っているもの、ありますよね。
革製品とかジーンズとか。
周りの人は、決して譲ってもらいたいと思ってないけど
本人だけが「使い込んだ味」を知っているという。
とっくに倦怠期だけど別れない恋人関係も、
愛着というか、「情」ってやつかもしれません。
③の習慣化です。
お風呂にはいる、歯磨きをするということに
飽き飽きしている人はそう多くないでしょう。
ただの義務めいた習慣であって
普通は飽きるとか飽きないとか考えません。
父は洗濯や食器洗いや通勤電車には飽き飽きしてるけど。
とりあえず上記の①②③に気をつけて下さい!